古い建物をそのまま売却するか、更地にして売却するか — それぞれのメリット・デメリット

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2025年08月12日

古い建物をそのまま売却するか、更地にして売却するか — それぞれのメリット・デメリット

不動産を売却する際、古い建物が建っている場合に「そのまま売るべきか、それとも解体して更地で売るべきか」で迷う方は少なくありません。選択によって販売価格や売却期間、買い手の層が変わるため、それぞれの特徴を理解して判断することが大切です。

1. 古い建物をそのまま売却する場合

メリット

  • 解体費用が不要
     売主が解体工事を行わないため、数十万〜数百万円の費用負担を避けられます。

  • リフォーム・再利用希望者に売れる可能性
     古民家や趣のある建物を求める買い手にとっては魅力的な物件になる場合があります。

  • 現況引き渡しのため手間が少ない
     建物の撤去や整地などの作業が不要で、スピーディーに売却活動を始められます。

デメリット

  • 土地の使い方が限定される
     買主は建物の解体費用を負担する必要があるため、総額が高く感じられ購入をためらう場合があります。

  • 建物の老朽化による印象の悪さ
     外観や室内の劣化が激しいと、内見時の印象が悪くなり、売却期間が長引くこともあります。

  • 再建築不可物件の場合は価値が低下
     古い建物が建っていても建て替えができない場合、土地としての評価が下がります。

2. 更地にして売却する場合

メリット

  • 買い手が使いやすい状態になる
     建物がないため、すぐに新築や事業用として活用できます。

  • 販売価格を高めに設定できる場合も
     特に需要の高いエリアでは、更地の方が引き合いが多くなります。

  • 印象が良く、成約が早まりやすい
     土地の広さや形状がはっきり見えるため、買主に安心感を与えます。

デメリット

  • 解体費用の負担
     木造で100万円前後、鉄骨やRC造では数百万円の費用がかかる場合があります。

  • 固定資産税が上がる可能性
     住宅がなくなると「住宅用地の特例」が適用されなくなり、土地の固定資産税が最大で約6倍になることがあります。

  • 需要が必ずしも高まるとは限らない
     周辺の市場動向によっては、更地にしても売れ行きが変わらないこともあります。

3. 選び方のポイント

売却方法は、立地条件・建物の状態・買い手のニーズを踏まえて判断することが重要です。都市部や住宅需要の高い地域では更地の方が売れやすい傾向がありますが、地方や古民家人気のあるエリアでは建物付きの方が魅力的な場合もあります。

当社では、現地調査を行い「そのまま売った場合」と「更地で売った場合」のシミュレーションを行い、売主様にとって最も有利な売却方法をご提案しています。解体費用や税金面の試算も可能ですので、お気軽にご相談ください。


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